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天皇の料理番書籍下巻
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評判と共にじわじわ上がる視聴率『天皇の料理番』

春のドラマはどれも視聴率をとるのに苦戦しているそうです。

しかし、『天皇の料理人』を見た人からの評判があっちこっちで取り上げられ、視聴率がじわじわ~っと上がって来てるようです。

たまたま見た↓こちらの記事にとてもいいことが書いてありました。
天皇の料理番 佐藤健、桐谷健太、柄本佑に「配役の妙」あり [NEWSポストセブン]

テーマとねらいとがしっかり絞られ、構成にぴたりと適合する役者を配置、プロの仕事ぶりを感じさせるドラマとして紹介されています。

ここに書いてあることに大いに共感します。

最後にNHKの連続ドラマもそうであるようにと、苦言を呈した形で終わっていますが、まったくその通りだわ。

 

佐藤健の天皇の料理番は、私も初回からハマってしまって、次の放送まで待ちきず、書籍の天皇の料理番(下巻)を読み見終えました。

天皇の料理
天皇の料理番 (下) (集英社文庫)

天皇の料理番は大正期から昭和にかけて宮内省で主厨長を務めた秋山徳三氏をモデルに書かれた小説です。小説では秋沢という姓になってます。

 

結末がどうなるかは分かっていても、こんな短気でやんちゃな主人公が本当に宮内庁内の料理人なれるの?って思いますよね。毎回あぶない!あぶない!って冷や冷やします^ ^

 

せっかく雇ってもらったバンザイ軒ですが、ここも長続きせず、今度はお客との喧嘩が原因でクビになってしまうんですよね。

ずっとこんな感じで来ていますから、私は早くその先が知りたかったので本を買って読んでしまいました。原作とテレビは設定が若干違っていますね。

 

原作では篤三の1番目の妻となったのは「おふじ」さんでした。こちらとはきれいに離婚し、その後また秋沢という家に婿に入るのですね。

その結婚相手が敏子です。原作では俊子と結婚するのは篤三がフランスから帰ってからなので、テレビの黒木華(くろきはる)の演じる俊子さんはおふじと敏子が合体したキャラなんでしょうか?

離婚しないですしね。⇒5/31ついに離縁しました^ ^;

 

バンザイ軒をクビになった篤三は、親の援助を受けてフランスに渡るのですが、そこでも、華族会館に居たような意地悪な先輩から人種差別的な嫌がらせを受けるのです。しかしここで負けてないのが篤三です。

大男に一発かましてからはもう怖いものなし、薄給で苦労しながらも2年後には幸運も手伝って、ホテル・マジェスティック→カフェ・ド・パリ→ホテル・リッツ・・とスルスルっと一流シェフの地位まで上り詰めてしまいます。

それでも篤三が料理にかける情熱が冷めることはなく、手を抜くということをしません。気になった料理のことはどんな手を使ってでも手に入れる、また宮内省大膳職 の厨長になってからは上司だろうが、大臣だろうが ところかまわず怒鳴り散らす性格はレベルアップ!クビにならなかったのは自他ともに認める日本一の料理人だったらかでしょう。また篤三の性格だから協力してくれる人が必ず現れるんですよね。

 

天皇の料理番で描かれている篤三の魅力、それは「好きなものに対してとことん愛情を込めている」ところだと思います。やんちゃはするけど情も深い。情熱の赴くまま突っ走り、後先を顧みないことが多々ありますが、好きになった女性にもストレートな愛情を注ぐ人でした。

妻の敏子が胸を患い、自力では出せなくなってしまった痰を篤三自ら口で吸い出してあげたこともあったそう。俊子が亡くなってからは、なかなか立ち直ることが出来ず、毎日涙に暮れていたというお話には胸が熱くなりました。またフランスで出会った娼婦のフランソワーズのことも、日本へ帰ってからも忘れることはありませんでした。ドラマでは佐藤健がこの辺りどんな風に演じるのか楽しみです(笑)

 

この本の中には、私たちが決して食べることのないような高級料理のメニューがズラズラと出て来たり、明治から昭和初期の日本の動乱のさ中、宮内省や天子様のご様子や、しきたりが垣間見えたりして、その風景を自分なりに想像して読むのが楽しいかったです。次回の放送が待ち遠しいですね~

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