ブログで自由を手に入れたシングルマザーのり子の在宅ネット生活

のり子の『わが母の記』

Pocket

Sponsored Links

母の日にちなんでこの記事を贈ります。

この映画を観たのは、ちょうど1年前になります。小説が映画化されてすぐ映画館で観ました。

ボロッボロに泣いて、それからもう1回観て やっぱりまた泣きました。

私が観た映画の中でも強く心に残る映画です。

 

昭和の文豪・井上靖の自伝的小説「 わが母の記」。


これまた、樹木希林さんの演技が光ってんねん^ ^

夫婦の間でも意見が合わなかったり、生活習慣の違いや家同士のことで、

なにかと揉めたりしますが、親子でさえ長い間スレ違ってしまうことがあります。

 

けど、たいがい親の方が深い愛を注いでくれてんのに、子供は気づかないもんで・・

この映画を観て、こみ上げてくるものがあったのは、

親に対して、何か申し訳ないような気持ちがあったからかもしれへん。

 

次に観てもきっと泣きます。

周りの人も皆泣いていました。人によっては琴線に触れる作品です。

 

簡単にあらすじを紹介しますと

この物語の主人公:伊上洪作(役所広司)は、売れっ子の小説家で妻と娘が3人の裕福な家庭です。

父が亡くなったのをきっかけに、痴呆の症状が出始めた母の世話をするようになるのですが、

洪作は子供の頃、母と離されて育てられたことから、自分は「母に捨てられたんだ」

という想いを抱きながら生きていました。最初はどこか余所余所しいです。

ですがストーリーが進むにつれ、母とかかわっていくうち、洪作の表情がだんだん優しくなってゆきます。

 

痴呆が進み、目の前にいる自分の息子のことさえも、認識されなくなった母。

洪作の育ての親でもある”おぬい”の法要の席で「おぬいに息子を奪われた」と口走る母に、

洪作はついに「あなたは息子さんを郷里に置き去りにしたんですよね?」と問い詰めます。

しかし、母の口から飛び出したのは、洪作が母と離れる時に書いた作文でした。

母は暗記し、肌身離さず持っていたのです。

その作文を読む母を見て、たまらず嗚咽する洪作。今まで母に抱いていた想いが吹き飛んだ瞬間でした。

 

このシーンが一番の見せ場なんですが、ここでなぜ皆が涙するのか?というと

ことの大小はあっても、似たような経験があったからやと思いました。

 

私も長い間、母に対して抱いていたある種の感情がありました。

ですが、私も歳をとり、子供を育て親が背負ってきたものを 自分がモロに感じる歳になりました。

 

無意識のうちに、昔母に言われた言葉をそのまま 自分の娘に言ってたりする時など

ハッと我に返ります。

「あの頃もきっと親って大変やなかったかな・・オカンも子供にムカついとったんやろなあ」

今更思い知ることも多くなりました。親って大変やん。。

 

離婚した後も、黙って、なにかと力を貸してくれたのも やっぱり母で・・大きな愛情を感じたりしました。

見返りを期待しない、無償の愛を感じたと同時に なんと自分は小さく、情けない大人なのか・・

ということを思い知らされてしまいました。

 

結局いつまでたっても母には頭が上がりません・・。それは認めることにしました。

そしたら、気持ちがなんか楽になったんですね^ ^。

 

やっぱり 死ぬまで親にはかなわない。親の与えてくれた愛は大きすぎます。

 

その父と母も会うたび 小さくなっていく。

あの大阪パワー全開やった母がこんな小さい人やったかな?と思うほど小さく感じる。

だんだん何故か 寂しくなるのですね・・。

 

この類の映画は、母と観ることが多いので 「わが母の記、ええで一緒に観よ!」って誘いましたが

「あ、それは遠慮しとく」と言われました。母も自分の母に対してなにかあるんやと思います。

 

あといくつ 一緒に映画を観られるかな。もうちょっとだけ傍におってな。

 

母の日2

line

ママはひとりじゃないねんで^ ^

   ↓    ↓

にほんブログ村 主婦日記ブログ アラフィフ主婦へ

にほんブログ村

 

line

のり子の日常についての話は

シングルマザーのり子のお仕事探しから読んでください。

line

Sponsored Links
↓↓応援してくりぃ~

ブログランキング・にほんブログ村へ 

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (2)

  1. のり子さん、こんばんは。

    ほんとに母は偉大だなぁと思います。
    10代の頃、あんなに反発を感じていたのが嘘のよう。
    だからこそ、自分が子育てに迷ったら
    ネットより育児書より母親に聞いてみる私がいます。

    母の日は何もできない代わりに、
    サプライズで宝塚のチケットをゲットしようかな^^

      • のりこ
      • 2013年 5月 12日

      Nicoさん こんばんは。
      そうですね。母はエライです。

      >だからこそ、自分が子育てに迷ったら
      >ネットより育児書より母親に聞いてみる私がいます。
      まったく、おっしゃる通りです^ ^

      おお!宝塚!なるほどそれは素敵なプレゼントですね。
      二人で行って楽しんで来てください。

      うちは、花より団子で「お弁当(買った)」にしました(笑