10 May 2016

4月の下旬から父が入院しております。入院計画書の病名には横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう)と書いてありました。横紋筋細胞が融解し筋細胞内の成分が血中に流出する病気だそうです。救急車で搬送された時は、脱水症と栄養不良を起こしていてひどい状態でした。
父は60代で脳梗塞を発症してから手足が少々不自由になりました。それでも後遺症は軽度で一人で歩けるし、着替えもできるし、近所の将棋屋さん、証券会社、病院にも自転車に乗って通ってはいたのですが、転倒することも度々あり、年々体力と筋力の衰えが来ているのは私から見てもわかるくらいでした。
言葉もろれつが回らずハッキリ聞き取れないしね。。あと何回お誕生日を迎えられるのかな?と。そんな感じで来ていたもんですから、入院当初は「いよいよかも」と母と覚悟をしました。
ですが2週間経った今は、出される食事を全て平らげ、おまけに「ビール買ってきてくれ!」というまでに快復しました。おそらくは近いうちに退院することになると思います。
さて、私たちが心配するのは葬式の準備・・ではなく「介護」です。
大人用紙おむつも男はつらいよ
今父は一日中ベッドに寝てるか座るかで、トイレは一人では行けず紙おむつのお世話になってます。
自分でトイレに行けないけど「おむつにしていいよ」って看護師さんから言われても、はじめはうまくいかず・・何回もそそうをしてしまったようです。
人生2度目のオムツ生活って男性にとっては、恥ずかしいし、屈辱でもあり、戸惑うのでしょうね。
ただ、看護師さんが一人ひとり介助してトイレまでっていうのも、大変だと思います。それにこの病棟は隣もそのまたお隣も介護が必要な高齢者ばかりです。そういうカテゴリーなのか?
なんていうか、親の介護がすぐそこまで来てると実感しました。
さて、看護師さんからの指示で、私が大人用の紙パンツや、尿取パッドをいくつか買いに走りました。嵩高いし重い!それを届けて数日後、今度はパンツ型じゃなくてテープ式のものを買ってくるように言われました。
おおお~!?パンツの方は無駄になりそうです。ドラッグストアが病院の近くにあって良かったです^ ^;
周りの知人が口を揃えて言われたのが退院する前に「介護認定」しておいた方がいいよでした。
介護認定とは?
介護が必要な状態であることを認定してもらうことです。申請は役所の介護保険課で申請します。家族や貢献人が申請を代行することも可能です。
うちは母が行ってきました。※いきなり行っても2度手間になるので、行く前に必要なものは準備してから行った方がいいです。
申請に必要なものは
・申請書(これは介護保険課の窓口にあります)
・主治医の医療機関 住所・連絡先・氏名 電話番号がわかるもの
・介護保険被保険者証
・健康保険者証
「介護保険被保険者証」というのは、65歳になると送付されてくるそうです。
介護認定を受けると様々な介護サービスを受けることができます。介護状態の区分けは細かく段階があり、受けられる介護サービスや料金が決められているようです。介護保険を使うと自己負担が軽減されます。
要支援は1と2、要介護は1~5まで区分されています。
「要支援」というのは介護保険の給付対象者ではあっても比較的状態が軽い人で、介護予防サービスが受けられます。
「要介護」は生活するうえで介助が必要な度合いが高い人が対象です。介護保険の介護サービスが受けられます。
認定の判断は担当医師の意見書と訪問調査をもとに決定されます。
役所で母が貰って来た「介護保険と高齢者福祉の手引き」を今読んでいます。
介護認定は申請してから認定通知が来るまでに一か月ほどかかるで、入院中に申請しておく人が多いそうです。うちは5月の始めに申請を出したら、昨日連絡があり、今週末に聞き取り調査に来てくれるそうです。うちの父はどの程度になるんだろう。退院しても自分で歩いてトイレまで行けるのだろうか?
なにかと不安と心配が尽きないです。しかしこれも人生ですよね。
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