9 Sep 2016
「お葬式代くらいは残して死んで」とはよく言ったものです。が、正直、お葬式代だけじゃ足りないです。
父が亡くなってから、我が家ではいろいろな問題にぶつかっておりました。
身内が亡くなった直後に必要なものは「お金」と「印鑑」
身内の死に立ち会うことって、とても悲しいことではありますが、家族が故人と向き合っていられる時間ってあまりないんです。
だってね、父が息を引き取り、数十分後には「葬儀屋さんは、もうお決まりですか?」って看護師さんに聞かれるんですよ。
「はい。決まってます。既に連絡してます」って即答できる、うち等もうちらですが(笑
でもね、冗談抜きで葬儀屋さんもお墓のことも、できれば事前に決めておいた方がいいですよ。
親が高齢の場合は特に、子供がしっかりしてないと突然のお別れになったりしたら、オロオロするばかりで、冷静な判断もできませんからね。
葬儀屋に連絡したらば今度は病院で「死亡診断書」を作成してもらい、火葬場の予約をしなくてはいけないのですが、お金がいります。死亡診断書は一枚7000円、火葬代は1万4千円です。
死亡診断書は必ずコピーも1枚とっておきましょう。
火葬場は、葬儀屋さんが予約、運搬も全てしてくれます。
火葬場が満杯で予約できない日もあり、1日延びると安置室で遺体を保管してもらうと1日5000円です。
そして、入院費の支払いと、身内が亡くなった直後に必要なものは涙じゃなく、お金と印鑑です。
自分の家の宗教が分からない!
うちは、会場の見学から費用の事から葬儀にかかるものは、事前に準備はしていたのですが、困ったのはその後、家族のだれ一人として、自分がどこの宗派なのか知らないのです。
これって大事なことなんですよね?しかし!普通の家庭では、いつ、どのタイミングで自分は「浄土真宗の西本願寺派」だとか、曹洞宗とかいうことに気が付くものなのでしょうか?
母なんて、「うちは宗教なんて関係ないからなんでもいいから!」なんて言い出す始末で、全く関心がありません・・^ ^;
弟が親戚に電話して聞きだして、やっと正確な宗派が判明しました。
これ、不思議に思うんですが、日本人は、生まれた時からどこかの宗教の檀家に入ってることになるんでしょうか?
私は、お寺さんで手を合わせたこともなし、お経のひとつも唱えられませんし、葬式関係以外にお世話になることって今後もない気がします。
なのに、なぜ、この時ばかりと、宗教に入ってるフリをするのでしょうか?
それとも、そういうことを普段からスルーしているうちの実家が普通じゃなかったのでしょうか?
とても違和感を感じます。
葬儀屋さんのお話によると、最近は、私たちと似たような家はとても多いそうで、知らなければしらないで葬儀屋さんがいいように導いてくれるそうですよ。
中には、『お布施が一番安いお寺さんはどこ?』って聞いて、それで決める家もあるそうです。いかにも大阪らしい発想です。
うちは、たまたま一番安いお寺だったけど、お布施は、繰り上げ初七日を含めて15万円でした。
49日の法要をしない家ってある?
さて、その49日の法要は普通は家でするか、会館を借りて一式お願いして行うものだと思うのですが、うちは、49日の法要をする、しないで、スったもんだありまして
結局、先月の父の49日法要はしませんでした。
そのスったもんだの内容がまたケチくさいんですが、会館を借りて法要を行うとなると数万~数十万円という費用がかかる。地方の親戚にまた来てもらうのは心苦しい、うちでやるには狭い、という理由で母がしなくてもいいって主張したんです。
それはいくらなんでも父がかわいそうに思うし、きちんと送り出してあげたいと言ったのですが、結局、49日はしなくて、100か日の法要をお寺さんですることになりました。
家族葬にかかる費用は結局いくら?
昔と違って今は、結婚式もお葬式も家族のみで、小さくするの家が増えていますよね。うちも家族葬です。なんだかんだで70万円の費用がかかりました。
そして、10月に100カ日をお寺さんまで直接行って、入魂、法要をやっていただくと会場代は5千円、これにお布施、お食事代を入れても3~5万円で収まります。
近所の葬儀会館でするとなると会場のレンタルだけで7万円、そして仏壇、お墓の費用も入れると、お葬式に費用ってなかなかバカにならないですよ。
一番近くにいる私がしっかりせねば!とこっそりこんな本を読んでいました。
家の本棚に一冊あれば心丈夫♪いざという時にサっと読むだけで慌てずに済みます。
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